聖マリアンナ医科大学脳神経外科医局員及びその出身者による同門会は、設立からおよそ30年になり、その会員数を約90名まで増やしてきました。これまで同門会誌の発行、研究会などの開催、症例検討会、国内外への留学支援、同門会会員の主催学術集会等への補助、市民公開講座などの活動を行って参りました。現在県内外の関連施設も増加しつつあり、今後益々地域医療の中心として、国内外の医学医療のリーダーとしての重要性が増しております。しかし想定を超える少子高齢化社会を迎えつつある中で同門会のSDGsとも言うべき組織の更なる発展・継続のために、下記による社会貢献を続けていくことが重要であると考えています。

①脳神経外科に関する研究及び脳神経外科医に対する教育の推進
②脳神経外科分野における優れた人材の確保
③市民公開講座などを通じた脳神経外科関連疾患に対する啓発活動
④ホームページやSNSを利用した情報発信による地域社会とのネットワークの構築
⑤国内外の人事交流や研修等を通じた先端治医療の推進
⑥発展途上国における脳神経外科の医療水準向上のための人事交流や情報発信活動の推進

 これらを実現すべく、この度「特定非営利活動(NPO)法人 川崎脳神経外科研究会」を設立することに致しました。これらの社会貢献活動を通じて本NPO法人が医学医療の進歩とともに、市民、県民の健康増進のための身近な存在になれるように引き続き活動を続けて参りたいと考えております。今後ともご指導、ご支援を賜りますよう、よろしくお願い申し上げます。

特定非営利活動法人 川崎脳神経外科研究会
理事長 小林 博雄